Technical Information技術情報

技術情報

薄膜加工技術

 当社では、自社製品である光ファイバデバイスやレーザ光源、また試作開発用途としての特殊なモジュールの性能を最大限に引き出すために必要な、最適なコーティングが施された光学薄膜部品の作製を、様々な波長帯で数多く手掛けることにより誘電体多層膜の成膜技術を確立してまいりました。
 イオンアシスト蒸着法による高い信頼性を有した薄膜をベースに、反射防止膜や特定の波長を高精度に透過させる各種フィルタなど、必要な特性を付加するために、単層から、仕様によっては100層を超える成膜を行っています。
 コーティング加工に当たっては、膜設計から治工具設計、精密洗浄、評価と一貫して社内で行い、仕様によっては当社の得意とする、光ファイバ光学系による精密な光学特性評価の結果を膜設計にフィードバックすることで、高精度な成膜ニーズに応えた製品の提供をしています。


※詳細なデータや計算例などをご希望の方はsales-info@optoquest.co.jpまでお問い合わせ
 下さい。

光ファイバ端面コーティング

 光ファイバの端面には、伝送ロスの低減を目的とした反射を抑制するための反射防止膜や品質を維持するための保護膜を必要とする場合があります。当社は光ファイバ技術を専門としており、様々な形状や特性に適した取扱いや治具設計を行い、最適な膜設計による信頼性のある光ファイバ端面へのコーティングを行っております。少量多品種から量産まで、御支給品へのコーティングだけでなく、光ファイバの調達から加工、コーティングまでを一貫して対応する事も出来ますので、お気軽にご相談ください。

狭帯域バンドパスフィルタ

 半導体レーザを使用した外部共振器モジュールには波長を選択するための狭帯域バンドパスフィルタが必要になります。レーザの出力パワーを上げるためには低損失で狭帯域、更に面内分布の小さいなフィルタを使用しなければなりません。当社は信頼性と量産性を両立したイオンアシスト方式によるコーティングによって、シフトレスで緻密な膜を形成し、高透過率なフィルタの生産をおこなっております。下段の各種資料ダウンロードから参考情報として狭帯域バンドパスフィルタに関する技術レポート「狭帯域バンドパスフィルタの成膜とその測定方法」をご参照下さい。